ボキューズ・ドール国際委員会は、ボキューズ・ドールへの出場希望国が増えている現状、そして本選の日程・会場の状況から24カ国以上に現在の出場国数を増やすことが困難といそう状況を踏まえ、2009年大会より地域別予選を開催いたしました。ボキューズ・ドール・アジアはアジア各国で予選を勝ち抜いた代表が参加し、アジア最高料理人を選ぶだけでなく、ボキューズ・ドール国際本選への挑戦者を選出します。
2008年に行われた第1回アジア大会において日本代表の佐々木康二シェフが出場。見事優勝を果たし、フランス・リヨン本選の出場日、及び競技順の優先決定権を得ました。2010年第2回大会も中洲達郎シェフが3位に、2012年第3回大会では、浜田統之シェフが2位に入り、常に上位を入賞で本選出場を果たしています。2014年大会においては燻R英紀シェフが2位に圧倒的な差をつけて優勝を果たし、2015年のフランス本選へと道を進めています。
2016年大会は初めてシンガポール・エキスポにおいて開催され、長谷川幸太郎シェフが見事優勝し、2大会連続での日本チームの優勝を飾り、アジアにおける日本の地位を確立しております。
ボキューズ・ドール・アジアパシフィック2016 開催概要 |
開催日程 |
2016年4月14日、15日 |
開催場所 |
シンガポール・エキスポ会場 Food and Hotel Asiaのイベントとして開催 |
出場国
*2016年出場国 |
日本、オーストラリア、中国、インド、インドネシア、韓国、スリランカ、ニュージーランド 以上 9か国 |
テーマ食材
*2016年例 |
魚料理:マジェランアイナメ(銀むつ)(温製皿盛り10人分)
魚料理の付け合せの1種は各国の独自性を表現するものでなくてはならない
肉料理:アンガス牛フィレ肉 と フォア・グラ
メインとガルニチュール3種を10人分製作
8人分のプレート盛りと皿盛り2枚
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優勝賞金
*2016年例 |
1位 8,000ユーロ+トロフィ
2位 5,000ユーロ+トロフィ
3位 3,000ユーロ+トロフィ
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採点基準等
*2016年例 |
魚料理:味への評価40点 プレゼンテーションへの評価10点
一つの付け合せの各国の独自性の表現への評価10点
肉料理:味への評価40点 プレゼンテーションへの評価20点
TOTAL 120点
*衛生評価20点(上記の評価でタイポイントとなった際に、考慮される)
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